ティーライフ、2024年7月期決算は減収減益 経常利益は前期比33.2%減

ティーライフ株式会社は、2024年7月期通期の連結業績(2023年8月1日~2024年7月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高  :130億100万円(前期比 3.4%減)
営業利益 :5億5100万円( 同 33.0%減)
経常利益 :5億6400万円( 同 33.2%減)
当期純利益:3億1900万円( 同 46.6%減)
 
同会計年度の卸売事業は、テレビショッピングにおける健康・美容関連商品の販売が堅調に推移したものの、サプリメント販売の売上の伸びが鈍化。店舗向け卸販売においては、気候変動の影響から季節商品の販売が伸び悩んだ。また、海外仕入商品の輸送コストの高騰、円安によるコストプッシュが利益の下押し要因となり、結果的に同事業の売上高は73億4900万円(前年同期比1.8%減)、セグメント利益は5億7000万円(同7.3%減)となっている。
 
小売事業は、EC領域でLINE等SNSの活用を中心に販売促進を拡充するとともに、顧客開拓のクリエイティブの見直しに努めた。しかしながら、競争が激化しているECモールでの集客に苦戦し、売上高は47億3500万円(同6.7%減)となった。また、仕入価格と配送費の上昇、海外への先行投資の影響により、セグメント損失が2億1800万円(前年同期は2700万円のセグメント利益)となっている。
 
このほかプロパティ事業は売上高9億1500万円(同1.8%増)、セグメント利益1億9000万円(同3.3%減)で増収減益だった。
なお、いずれの事業も売上高はセグメント間取引の調整後の数値、セグメント利益及び損失はセグメント間取引の調整前の数値となっている。
 
〈今後の見通し〉
2025年7月期の連結業績見通しは、売上高128億8200万円、営業利益6億6700万円、経常利益6億4900万円、当期純利益4億2300万円を見込んでいる。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240817573018.pdf