BEENOS、2024年9月期3Q決算を発表 経常利益は前年同期比37.8%減

BEENOS株式会社は、2024年9月期第3四半期の連結業績(2023年10月1日~2024年6月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :203億6700万円(前年同期比 7.7%減)
営業利益   :14億2400万円( 同 46.6%減)
経常利益   :14億8200万円( 同 37.8%減)
四半期純利益 :16億8500万円( 同 35.0%増)
 
Eコマース事業のグローバルコマース部門では、「海外転送・購入サポート事業(FROM JAPAN)」で、Buyeeにおいて国内提携パートナーと共同で積極的なキャンペーンを実施し、流通総額の伸長に大きく寄与した。また、キャンペーンの実施方法を大規模なクーポン配布から、ターゲット毎の効率的なクーポン配布に切り替えた。同第3四半期に「ECMS Express」のBuyee独自プランの対象国にオーストラリアとマレーシアを追加するなどサービスの改善も進めている。
 
このほか、AIを用いたBuyeeサイトのデザイン変更やメッセージ対応の自動化などでオペレーションコストを削減。同時にサーバー費用の低減施策を実施したことで、上記のキャンペーンの効率化と合わせ流通総額対比の営業利益率が改善した。さらに、既存のECサイトへのタグ設置のみで海外販売を可能にする越境購入サポートサービス「Buyee Connect」では、導入企業がひろがった。
 
「グローバルショッピング事業(TO JAPAN)」では、ショッピングサイト「セカイモン」においてキャンペーン施策やSEO対策をはじめとしたマーケティング施策を行い流通の拡大を図ったが、為替が円安傾向であったことが影響し、流通総額が減少した。この結果、同部門の売上高は107億8700万円(前年同期比21.3%増)、営業利益は32億7600万円(同16.3%増)となった。
 
エンターテインメント部門では、同社の取り扱うアーティストにおいてコンサートや公演の実施によるグッズ販売が堅調に推移。また、エンターテインメント業界向けECプラットフォーム「Groobee」は導入企業が順調に増加するとともに、既に導入されているECショップにおいてもグッズ販売が好調に推移し流通総額が増加した。同部門の売上高はは9億7500万円(同6.8%増)、営業損失は1億500万円(前年同期は営業損失1億6500万円)となっている。
 
これらの結果、Eコマース事業全体の売上高は201億5100万円(同0.6%減)、営業利益は31億700万円(同17.9%増)となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240806563680.pdf