スクロール、2025年3月期1Q決算は増収増益 営業・経常利益は前年同期比10%増

株式会社スクロールは、2025年3月期第1四半期の連結業績(2024年4月1日~2024年6月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :210億3400万円(前年同期比 1.2%増)
営業利益  :22億7000万円( 同 10.4%増)
経常利益  :23億1700万円( 同 10.2%増)
四半期純利益:15億6800万円( 同 7.2%増)
 
ソリューション事業の物流代行においては、新規顧客の獲得に向けた営業活動や物流センターの効率改善等に取り組んだことに加えて、BtoB物流や食品ECなどの新しい市場の開拓に着手。決済代行においては、役務提供企業へのサービス展開を拡大していることにより、取扱高は堅調に推移した。
 
なお、サービス提供先の拡大に伴い、一時的に引当金の負担が増加している。このほかマーケティングサポートにおいては、引き続き好調に推移した。株式会社ビーボーンの株式取得に伴う費用も計上した結果、同事業の売上高は69億2700万円(前年同期比19.9%増)、セグメント利益は1億5600万円(同25.9%減)となっている。
 
通販事業においては、夏物の受注が堅調に推移するなか、円安等による仕入価格の上昇により、売上総利益が減少した。一方、販促費をはじめとする各種コストの削減・抑制に取り組んだことにより販売管理費が減少し、結果的に同事業の売上高は110億5200万円(同1.2%増)、セグメント利益は20億5500万円(同2.9%増)だった。
 
eコマース事業は、事業効率化を目的とした事業再編に伴う不採算商材の撤退や規模縮小により、売上高が大幅に減少。また、在庫処分が進んだことに加えて、販促費等のコストを削減した。この結果、同事業の売上高は34億1600万円(同25.9%減)、セグメント利益は2900万円(前年同期は1億5000万円のセグメント損失)となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240729556386.pdf