AFC-HD アムスライフサイエンス、2024年8月期3Q決算は増収増益 経常利益は前年同期比約40%増

株式会社AFC-HD アムスライフサイエンスは、2024年8月期第3四半期の連結業績(2023年9月1日~2024年5月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :223億4400万円(前年同期比 19.5%増)
営業利益   :14億9500万円( 同 41.9%増)
経常利益   :15億1400万円( 同 39.5%増)
四半期純利益 :9億2200万円( 同 35.3%増)
 
主力であるヘルスケア事業のOEM部門は、ドラッグストアをはじめとする店舗販売業の顧客において、来客数の増加やインバウンド消費の回復等により受注が増加したほか、ロコモ対策やダイエット訴求の機能性表示食品の受注が堅調に推移した。
 
同事業の自社製品販売部門は、海外販売において、コロナ収束に伴い既存顧客における美容商材の受注が回復基調で推移。加えて、円安影響による購買意欲の高まりや、育成中の外国人営業スタッフによる母国等での新規顧客獲得により受注が伸び始び始めている。
 
このほか店舗販売においては外商顧客への販売強化が売上に寄与し、通信販売では新聞への広告出稿等により新規顧客の獲得が順調に進んだ。この結果、ヘルスケア事業の業績は売上高133億7500万円(前年同期比120.7%)、営業利益20億9500万円(同148.8%)となっている。
 
医薬品事業においては、一般用医薬品のOEM受注が増加したほか、医療用医薬品については、重点販売製品として位置付けている自社製造、医療用ジェネリック医薬品、生活改善薬のジェネリック医薬品の複数銘柄が順調に売上を伸ばした。また、2024年4月より医療用漢方製剤の薬価が上がったこともあり、利益面において安定的に黒字が出せる体制となった。これらの結果、同事業の業績は売上高16億7800万円(同105.6%)、営業利益1億3200万円(同87.0%)だった。
 
このほか、百貨店事業は売上高38億7000万円(同97.7%)、営業利益2600万円(同228.5%)で、飲食事業は売上高16億4000万円(同150.0%)、営業損失2100万円(前年同期比9200万円の改善)となった。
 
全体で見ると、ヘルスケア事業におけるOEM及び海外販売の増収により、連結売上高は223億4400万円(同119.5%)となった。また利益面は、増収効果により売上総利益が増加し、営業利益は14億9500万円(同141.9%)、経常利益は15億1400万円(同139.5%)、四半期純利益は9億2200万円(同135.3%)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240610525249.pdf