日本BS放送、2024年8月期3Q決算は減収減益 経常利益は前年同期比3.3%減
日本BS放送株式会社は、2024年8月期第3四半期の連結業績(2023年9月1日~2024年5月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :90億6700万円(前年同期比 0.5%減)
営業利益 :15億5600万円( 同 3.7%減)
経常利益 :15億6100万円( 同 3.3%減)
四半期純利益 :10億7600万円( 同 2.2%減)
同四半期においては、「コンテンツ価値の最大化」「投資最適化へ向けた意識改革」「放送周辺事業の強化と発展」をテーマに、放送事業に加えてその他の様々な施策に取り組んだ。
レギュラー番組では、4月の改編で音楽番組、「団塊」世代の方をゲストに招くトーク番組、U-NEXTと共同制作の格闘技情報番組などの放送を開始。『大人のバイク時間 MOTORISE』では、第51回 東京モーターサイクルショーに出展し、ライブトークとオリジナルグッズの企画・販売を実施した。
ドラマジャンルでは、中国時代劇や昭和ホームドラマ、『名探偵ポワロ』全13シリーズの一挙放送のスタートなど、様々なジャンルの話題作を放送し、コンテンツの拡充に努めた。また特別番組においても、幅広いジャンルの番組の制作・放送に努めた。
アニメ関連事業では、世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」においてトークイベントを実施したほか、自社ブース内でのアニメグッズの販売も行った。それ以外にも、とちぎテレビ主催の「とちてれ☆アニメフェス」への協賛など、アニメ番組の放送に加え、イベントへの参加や、物販といったアニメ関連の幅広い事業に取り組んだ。
配信コンテンツに関しては、同社独自の動画配信サイト「BS11+(プラス)」における配信だけでなく、TVerやU-NEXT、FOD、FANYチャンネル、ビデオマーケット等、外部プラットフォームでの配信を充実させるほか、人気のアジアドラマをテレビ放送と連動して配信する等、BS11のコンテンツ視聴の拡大を目指している。
これらの結果、同四半期の売上高は前年同期比0.5%減の90億6783万円となり、営業利益、経常利益、四半期純利益はいずれも前年同期比で減少となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240702543119.pdf