アピリッツ、2025年1月期1Q決算は増収増益 経常利益は前年同期比17.5%増

株式会社アピリッツは、2025年1月期第1四半期の連結業績(2024年2月1日~2024年4月30日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :21億3600万円(前年同期比 6.2%増)
営業利益  :1億2400万円( 同 17.8%増)
経常利益  :1億2300万円( 同 17.5%増)
四半期純利益:7600万円( 同 21.9%増)
 
Webソリューション事業においては、顧客のニーズに合わせたサービス設計から開発・保守までの一連の流れで業務を請け負うことによりロイヤリティループを形成。継続受注や複合サービスの提供案件が順調に伸長してきた。また同社は、その開発を担う若手の成長が事業拡大の重要課題と捉えており、責任あるポジションを経験させることで開発エンジニアとしての技能の向上を図り、それをまた新たな若手に繋げていくという循環により成長スパイラルを形成している。
 
加えて、IT投資が引き続き活況な市場環境下で、継続顧客からの安定的な受注、また、新規顧客との接点を増やすため、インターネット広告の出稿を積極的に行うなど新規案件の獲得も進めている。
 
前年度第4四半期は、大型案件の納品が一段落したこと、他の大型案件の要件定義が集中したことで、製造要員の稼働が減少したため一時的に業績が落ち込んだが、2025年度第1四半期となり要件定義の集中が落ち着き、案件獲得への積極的な投資が奏功したことで、売上高及びセグメント利益ともに回復した。この結果、同四半期における事業売上高は8億3823万円(前年同期比0.1%増)、セグメント利益は1億8390万円(同33.7%減)となった。
 
オンラインゲーム事業では、運営移管タイトルにおいては、『けものフレンズ3』及び『UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー)』がいずれも2024年3月にサービス開始4.5周年を迎えたことを記念して周年イベントを開催し、売上に貢献。また、運営移管後に運営体制の効率化や外注の内製化を継続して行っていることで、原価は低減している。

他社開発ゲームの受託開発及び運営保守並びに共同運営を行う受託開発・運営分野では、自社ゲームタイトルや運営移管タイトルの開発で獲得したノウハウを活かし、他社ゲーム開発の受注が安定的に推移。また、2024年4月には株式会社ブシロードが提供する『新テニスの王子様 RisingBeat』の運営に参画した。

自社ゲームタイトルにおいては、『ゴエティアクロス』において各種イベントの開催や新キャラクターの追加等を行い、売上維持に努めたほか、「式姫Project」の新作ゲームタイトルの開発も進めている。これらの結果、同四半期における事業売上高は7億7671万円(同8.4%増)、セグメント利益は7923万円(前年同期はセグメント損失665万円)となった。

このほか、デジタル人材育成派遣事業の同四半期売上高は5億3891万円(同17.6%増)、セグメント利益は4992万円(同326.2%増)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240612526851.pdf