博報堂DYHD、2024年3月期決算は減収減益 経常利益は前期比37.4%減
株式会社博報堂DYホールディングスは、2024年3月期通期の連結業績(2023年4月1日~2024年3月31日)を発表した。
【連結経営成績】
収益 :9467億7600万円(前期比 4.5%減)
営業利益 :342億8800万円( 同 38.1%減)
経常利益 :378億1500万円( 同 37.4%減)
当期純利益 :249億2300万円( 同 19.6%減)
売上高を種目別に確認すると、インターネットメディア及びテレビが前年を上回り、メディア合計で前年から増収となった。一方でメディア以外では、マーケティング/プロモーションにおいて大型案件の反動減があり、前年を大きく下回った。
得意先業種別では「官公庁・団体」及び「情報・通信」などで前年を下回ったものの、「交通・レジャー」、「流通・小売業」及び「外食・各種サービス」で前年を上回り、21業種中12業種が前年を上回った。
売上総利益に関しては、3941億7400万円(前期比2.3%減)と前期より93億8900万円の減少。このうち国内事業は2976億8500万円で3.2%の減少、海外事業はアジアにおいて堅調に推移したことに加えて為替影響もあり、1081億6400万円で6.0%の増加だった。
また、販売費および一般管理費において、中期的な成長を見据えた戦略費の投下を継続したことに加え活動費の戻りによる費用の増加があった結果、営業利益は342億8800万円(同38.1%減)、経常利益は378億1500万円(同37.4%減)となっている。
〈今後の見通し〉
2025年3月期は、経済環境の先行きが不透明な状況にあるものの、市場を上回るトップラインの伸長を想定し、売上高は6.1%増収の1兆6750億円、収益は1兆円を計画。利益面は営業利益360億円、経常利益385億円、当期純利益150億円を見込んでいる。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240603519925.pdf