関通、2024年2月期決算を発表 経常利益は前期比12.6%増

株式会社関通は、2024年2月期通期の連結業績(2023年3月1日~2024年2月29日)を発表した。
 
【連結経営成績】
売上高  :119億3800万円(前期比 13.8%増)
営業利益 :4億1000万円( 同 4.7%増)
経常利益 :4億600万円( 同 12.6%増)
当期純利益:4900万円( 同 92.1%減)
 
物流サービス事業においては、EC・通販物流支援サービスを中心に、品質及び生産性向上のための改善活動に取組み、顧客満足度の一層の向上を推進した。一方、倉庫内で作業する人員の人件費が国内賃金上昇の影響を受け下期を中心に拡大、特に派遣関連費用は大きく上昇することととなった。加えて、東京主管センターを中心とした貸借料負担額の増加(前期比7億3514万円増)により、売上総利益率が低下した。この結果、同事業の売上高は111億9764万円で前期比13.8%増、セグメント利益は1億79万円で同46.7%減となった。
 
ITオートメーション事業においては、倉庫管理システム「クラウドトーマス」及び「クラウドトーマスPro」について、新規顧客の獲得は堅調に推移。一方で、顧客の規模の大型化により設計・テストにかかる時間が大幅に長くなっており、月額利用料の発生が数か月遅くなるケースも発生している。これに対してはクラウドトーマスのバージョンアップ開発を進めており、今後はは外部システムとの連携について汎用性を拡大していくという。これらの結果、事業売上高はは6億は3,437万円(同 16.1%増)、セグメント利益は3億1464万円(同 59.2%増)となった。
 
その他の事業は、売上高1億619万円(同 3.2%減)、セグメント損失505万円(前期は535万円のセグメント利益)となっている。
 
〈今後の見通し〉
2025年2月期の連結業績については、売上高158億7100万円、営業利益5億4200万円、経常利益5億2200万円、当期純利益3億5200万円を見込んでいる。
 
 
■リリース
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9326/tdnet/2421267/00.pdf