セーラー広告、2024年3月期3Q決算を発表 増収するも赤字幅は拡大

セーラー広告株式会社は、2024年3月期第3四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
総売上高  :52億5100万円(前年同期比 9.3%増)
収益    :13億9800万円( 同 4.1%増)
営業利益  :マイナス8100万円(前年同期 マイナス7100万円)
経常利益  :マイナス6500万円( 同 マイナス5600万円)
四半期純利益:マイナス6000万円( 同 マイナス4500万円)
 
同四半期は、デジタル領域の拡大と新規事業の創出に取り組んだ。デジタル領域の拡大については、動画広告やSEO対策などデジタル領域の提案を切り口とした新規開拓に努めるとともに、マーケティング分野へのデータ活用を積極的に提案したことから、インターネット広告の売上は順調な伸びとなった。
 
新しい事業領域への取り組みについては、2023年7月に事業を譲り受け、8月に再開した徳島県および香川県の物産販売店舗『徳島・香川トモニ市場~ふるさと物産館~』の運営をとおして地域産品の販路拡大を進め、同店舗での購入者数も順調に増え、安定した売上を確保した。

また、10月下旬には、愛媛県において『第35回全国健康福祉祭えひめ大会~ねんりんピック笑顔のえひめ2023』が開催され、外出機会の増加による旅行や催事に関連したプロモーション活動の回復とあわせ同社グループの売上の伸長を牽引した。これらの結果、同社グループの同四半期総売上高は52億5100万円(前年同期比109.3%)、収益は13億9800万円(同104.1%)となった。売上総利益率は0.6ポイント低下したが、前述の大型イベントに関する設営等の受注もあり、売上総利益は10億5900万円(同106.0%)となっている。
 
また、提案活動の活発化に伴い営業活動費用が増加したほか、徳島・香川トモニ市場の再開に向けた初期費用に加えて、新規事業における販売商品に関するプロモーション費用や営業力・提案力強化を目的とした社内DXの推進費用を計上したことから、販売費及び一般管理費が11億4000万円(同106.6%)となり、営業損失は8100万円(前年同期は7100万円の損失)、経常損失は6500万円(同5600万円の損失)、四半期純損失は6000万円(同4500万円の損失)となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240207528757.pdf