ファンコミュニケーションズ、2023年12月期決算は減収減益 営業・経常利益は前期比14.1%減
株式会社ファンコミュニケーションズは、2023年12月期通期の連結業績(2023年1月1日~2023年12月31日)を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :73億9600万円(前年同期比 4.4%減)
営業利益 :20億6800万円( 同 14.1%減)
経常利益 :21億300万円( 同 14.1%減)
当期純利益 :12億3300万円( 同 19.7%減)
CPAソリューション事業では、アフィリエイト広告サービス「A8.net」は新規広告主の獲得に注力し稼働広告主数が伸長したため売上高が増加。しかしながら、メディアの掲載面の確保やインボイス制度施行により利益率が低下した。また、定期継続購入のすべてに成果報酬が設定できる「継続型アフィリエイト機能」をリリースした。
一方、スマートフォンアプリ向けCPI広告サービス「seedApp」では、ゲームカテゴリの鈍化を受けて売上高が減少。この結果、同事業の売上高は60億1132万円(前期比0.3%減)、セグメント利益は34億3492万円(同1.4%減)となっている。
ADコミュニケーション事業では、スマートフォン向け運用型広告サービス「nend」においてApple社が提供する「SKAdNetwork」への対応のほか、固定費の削減に努めたが、稼働広告主数の減少及び特定広告主の売上が減少したことなどにより減収となった。お笑いラジオアプリ「GERA」や連結子会社の株式会社ファンコミュニケーションズ・グローバルが手掛けるハイパーカジュアルゲームの配信など新規事業については企画・開発投資を拡大している。この結果、同事業の売上高は10億7491万円(同14.0%減)、セグメント損失は4億818万円(前期はセグメント損失1億6087万円)となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240123518141.pdf