ファンケル、2024年3月3Q決算は増収増益 利益面が大幅に伸長

株式会社ファンケルは、2024年3月期第3四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :834億1500万円(前年同期比 5.6%増)
営業利益   :100億5100万円( 同 56.0%増)
経常利益   :103億9600万円( 同 42.9%増)
四半期純利益 :69億5200万円( 同 59.5%増)
 
同四半期の売上高は、主力の化粧品関連事業、栄養補助食品関連事業が増収となり、全体では834億1500万円(前年同期比5.6%増)となった。営業利益は、増収により売上総利益が増加したことに加え、広告宣伝費等において効果的な経費の使用に努めたことなどから、100億5100万円(同56.0%増)だった。経常利益は103億9600万円(同42.9%増)、四半期純利益は69億5200万円(同59.5%増)となっている。
 
セグメント別に見ると、化粧品関連事業の主力であるファンケル化粧品は、2023年4月に発売した「マイルドクレンジングオイル〈ブラック&スムース〉」に加え、メイクやスペシャルケア製品などが好調に推移したことにより、売上高は330億6600万円(同2.6%増)だった。
 
アテニア化粧品は、外部通販の好調に加え中国向け越境ECの伸長により、116億6200万円(同11.9%増)、boscia(ボウシャ)は、リアル店舗向けの卸販売が振るわず、5億3500万円(同9.8%減)の売上高となっている。
 
これらの結果、化粧品関連事業全体の売上高は同3.9%増の458億7700万円となった。同事業内における通信販売の売上高は256億6700万円で同6.7%増となっている。なお、営業利益は64億1900万円(同31.2%増)だった。
 
栄養補助食品関連事業は、広告を強化した「大人のカロリミット」や「コレステサポート」、「年代別サプリメント」が好調に推移し、増収。同事業内における通信販売の売上高は145億1700万円で同5.9%増となっている。これらの結果、栄養補助食品関連事業全体の売上高は同10.0%増の330億6500万円、営業利益は50億3900万円(同85.4%増)となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240201524400.pdf