博報堂DYHD、2024年3月期3Q決算は減収減益 純利益は赤字に転落
株式会社博報堂DYホールディングスは、2024年3月期第3四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年12月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
収益 :6463億900万円(前年同期比 1.0%減)
営業利益 :156億2900万円( 同 56.7%減)
経常利益 :169億9600万円( 同 57.3%減)
四半期純利益 :マイナス53億600万円(前年同期 201億4500万円)
売上高を種目別に確認すると、インターネットメディア及びテレビが前年同期を上回り、メディア合計で前年同期から増収となった。一方でメディア以外では、マーケティング/プロモーションにおいて大型案件の反動減があり、前年同期を大きく下回った。得意先業種別では「官公庁・団体」及び「情報・通信」などで前年同期を下回ったものの、「交通・レジャー」、「流通・小売業」及び「外食・各種サービス」などで前年同期を上回っている。
売上総利益に関しては、2781億100万円(前年同期比0.4%増)と前年同期より12億2700万円の増加。このうち国内事業は2099億1800万円で0.5%の増加、海外事業はアジアにおいて堅調に推移したことに加えて為替影響もあり、772億8900万円で6.8%の増加だった。
販売費および一般管理費において、中期的な成長を見据えた戦略費の投下や活動費の戻りによる費用の増加があった結果、営業利益は156億2900万円(同56.7%減少)、経常利益は169億9600万円(同7.3%減少)となっている。
第3四半期連結会計期間(2023年10月1日~2023年12月31日)は、国内事業において、メディア取引が増収となったほか、イベント・SP等の需要回復により、マーケティング/プロモーションも前年比で大きく伸長するなどトップラインが好転。
海外事業においても、営業利益が前年を上回るなど底打ちの兆しが見られた結果、営業利益は142億8200万円(同8.3%減少)、経常利益は134億3400万円(同14.9%減少)となり、いずれも前期比で減益ではあるものの上半期業績から大幅な回復となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240207529150.pdf