日本テレビHD、2024年3月期3Q決算を発表 地上波テレビ広告収入が大きく落ち込むも売上高は微増

日本テレビホールディングス株式会社は、2024年3月期第3四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :3062億1900万円(前年同期比 0.2%増)
営業利益   :310億6200万円( 同 12.2%減)
経常利益   :370億6000万円( 同 4.9%減)
四半期純利益 :331億7400万円( 同 22.5%増)
 
同四半期の同社グループの売上高は、地上波テレビ広告収入が大きく落ち込んだものの、デジタル広告収入が堅調に推移したほか、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復によりコンテンツ制作収入や興行収入が増加したことや、la belle vie株式会社の連結子会社化などにより、前年同期比0.2%増の3062億1900万円となった。

営業費用は、新型コロナによる行動制限がなくなったことを受けて番組制作費や事業費が増加したことや、la belle vie株式会社の連結子会社化による費用増などにより、同1.8%増の2751億5700万円だった。
 
メディア・コンテンツ事業の主要な売上高である地上波テレビ広告収入を見ると、タイム収入は、大型スポーツ中継番組のセールスが堅調だったものの、レギュラー番組セールスの減速が続き、同5.6%減の782億6900万円となった。スポット収入は在京キー局の中で引き続き高いシェアを維持したものの、地区投下量が前年同期を下回った影響などにより、同7.1%減の822億7400万円となっている。これらの結果、同事業全体の売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高を含め、同0.1%減の2832億700万円だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120240131523728.pdf