ティーライフ、2024年7月期1Q決算は減収減益 仕入価格や配送コストなどの運営コスト上昇が影響
ティーライフ株式会社は、2024年7月期第1四半期の連結業績(2023年8月1日~2023年10月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :30億3700万円(前年同期比 3.6%減)
営業利益 :5000万円( 同 63.2%減)
経常利益 :5000万円( 同 64.9%減)
四半期純利益:2100万円( 同 77.2%減)
卸売事業は、実店舗向けの販売では秋口の気温が下がらず季節商品の動きが鈍かったものの、テレビショッピング向けの販売では主力となるサプリメントを中心にヘルスケア商品が好調に伸長し、売上拡大に貢献。一方で、円安の影響や運営コストの増加などから原価率が上昇した。この結果、売上高は17億4000万円(前年同期比1.5%増)、セグメント利益は1億1800万円(同13.6%減)となっている。
小売事業では、創立40周年を記念したプロモーションや限定商品の発売などに注力したほか、カタログ通販の顧客開拓を積極的に推進。EC領域ではインフルエンサーを活用した販売促進を拡充しデジタルシフトに注力するとともに、オリジナル商品の品揃え拡大や販促効率の向上に努めた。しかしながら、売上面は特にECモールでの競合出店社数の増加に伴う競争の激化や、中国向けEC事業の伸び悩みなどの要因により減収となり、利益面は、仕入価格や配送コストなどの運営コストが上昇した。この結果、売上高は10億8200万円(同10.8%減)、セグメント損失は1億200万円(前年同期は4700万円のセグメント損失)となっている。プロパティ事業も減収減益だった。
なお、いずれの事業も売上高はセグメント間取引の調整後の数値、セグメント利益及び損失はセグメント間取引の調整前の数値となっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231109583504.pdf