東北新社、2024年3月期2Q決算を発表 経常利益は前年同期比90.4%減

株式会社東北新社は、2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の業績を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高   :243億4100万円(前年同期比 4.9%減)
営業利益  :79億300万円( 同 62.4%減)
経常利益  :2億3100万円( 同 90.4%減)
四半期純利益:13億4500万円( 同 4.1%増)
 
広告プロダクション事業においては、株式会社ENJINの決算期を12月から3月に変更したことに伴う増収効果があったものの、CM制作部門において期首在庫が前年同期よりも少なかったことや、期中においても受注が減少した影響等があり減収となった。利益に関しては、粗利率の改善や販管費の削減に努めたものの、減収をカバーするには至らず、減益だった。この結果、売上高は前年同期に比べ3.3%減の104億9000万円、営業利益は同43.8%減の3億6400万円となっている。
 
コンテンツプロダクション事業は、音響字幕制作部門において前年同期好調の反動及び全米俳優組合のストライキによる洋画、海外ドラマ、ゲーム等の製作中止や延期の影響等も加わったため、売上高54億2100万円(前年同期比8.6%減)、営業利益2億1100万円(同56.0%減)で減収減益となった。
 
メディア事業は、関連チャンネル子会社2社の決算期を12月から3月に変更したことに伴う増収効果はあったが、前期に株式を譲渡した株式会社ザ・シネマの連結除外の影響等もあり、売上高は64億4100万円(同4.7%減)となった。利益面は、関連チャンネル子会社において費用削減に努めたものの、契約世帯数減少による影響が響き営業利益は9億900万円(同22.5%減)となっている。
 
プロパティ事業は、前年同期に計上された『牙狼〈GARO〉』関連案件の売上が減少したこと、また当期は出資作品の償却費が発生したこと等により、売上高は9億4000万円(同43.9%減)、営業損失は7900万円(前年同期は5億9300万円の営業利益)となった。
 
物販事業は、売上高は前年同期並みで24億3400万円(同2.3%減)だったものの、インテリア部門の価格改定による効果等もあり営業利益は2000万円(前年同期は2200万円の営業損失)だった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231109584590.pdf