共同印刷、2024年3月期2Q決算は増収増益 前年同期赤字の営業・純利益も黒字転換
共同印刷株式会社は、2024年3月期第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :457億4100万円(前年同期比 3.8%増)
営業利益 :3億4800万円(前年同期 マイナス3億5100万円)
経常利益 :6億9400万円( 同 4800万円)
四半期純利益:3億3500万円( 同 マイナス2億9700万円)
情報コミュニケーション部門の出版印刷は、電子書籍が好調に推移したものの、雑誌が発行部数の減少などで前年同期を下回ったほか、コミックスや絵本も重版が減るなどの影響で低調となり、前年同期を下回った。一般商業印刷は、カタログやパンフレット類のほか、Webサイトやコンテンツ制作などのデジタル案件が増加したものの、ロジスティクス関連業務やPOPなどの店頭販促関連が低調で、前年同期並にとどまった。この結果、部門全体の売上高は158億5900万円(前年同期比3.1%減)、営業損失は4億9200万円(前年同期は営業損失3億5000万円)となった。
情報セキュリティ部門のビジネスフォームは、給付金など感染症対策に関連した自治体向けデータプリントやBPOが減少し前年同期を下回ったものの、証券類とカードは、アフターコロナの旺盛な旅客需要により乗車券や交通系カードが伸長し、前年同期を大きく上回った。この結果、部門全体の業績は増収増益となっている。
このほか、生活・産業資材部門の業績も増収増益だった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231107581415.pdf