電通グループ、2023年12月期3Q決算は増収減益 物価上昇などが影響し利益が大幅に減少
株式会社電通グループは、2023年12月期第3四半期の連結業績(2023年1月1日~2023年9月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
収益 :9348億5700万円(前年同期比 5.5%増)
営業利益 :483億6000万円( 同 47.1%減)
税引前利益 :459億4900万円( 同 48.6%減)
親会社の所有者に帰属する四半期利益 :219億9200万円( 同 62.4%減)
第3四半期連結累計期間の売上総利益は前年同期比2.2%増で、売上総利益のオーガニック成長率はマイナス4.1%となった。物価上昇およびコロナ禍からの回復に伴う諸経費の増加、人員増等による人件費の増加などにより販管費が増加したため、調整後営業利益は同26.2%減、オペレーティング・マージンは460bps減、親会社の所有者に帰属する調整後四半期利益は同41.5%減、営業利益は同47.1%減、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同62.4%減となっている。
セグメント別に見ると、「日本」の広告市況は軟調に推移したものの、CT&T(カスタマー・トランスフォーメーション&テクノロジー)領域は好調を維持し、売上総利益のオーガニック成長率は1.9%、売上総利益は3270億8900万円(前年同期比2.2%増)となった。物価上昇及びコロナ禍からの回復に伴う諸経費の増加、人員増等による人件費の増加などにより、調整後営業利益は726億1400万円(同6.1%減)、オペレーティング・マージンは22.2%(前年同期は24.2%)となっている。
「Americas(米州)」「EMEA(ロシアを除くヨーロッパ、中東及びアフリカ)」「APAC(日本を除くアジア太平洋)」セグメントは、いずれもマイナスのオーガニック成長となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120231010564196.pdf