ティーライフ、2023年7月期決算は増収増益 小売事業では利益改善策が奏功しセグメント利益が黒字に
ティーライフ株式会社は、2023年7月期通期の連結業績(2022年8月1日~2023年7月31日)を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :134億5700万円(前年同期比 5.7%増)
営業利益 :8億2200万円( 同 1.7%増)
経常利益 :8億4400万円( 同 5.4%増)
当期純利益:5億9900万円( 同 5.7%増)
卸売事業は、テレビショッピングでの放映回数の増加等により、美容・健康関連商品の販売が好調に推移。また、店舗への販売は行動制限の緩和による外出しての購買活動活性化に伴い、客足が回復傾向となった。これらの要因が売上の拡大に貢献したものの、海外仕入商品のサプライチェーンの混乱や輸送コストの高騰、円安の進行によるコストプッシュの影響による利益面の圧迫も見られた。以上の結果、売上高は74億8000万円(前年同期比12.5%増)、セグメント利益は6億1500万円(同10.4%減)となっている。
小売事業は、収益改善に向け、販促費の適正化を積極的に推進したことにより利益が改善した。売上面では、「メタ褒め茶プラス」等の機能性表示食品や静岡県産茶ノ実油配合の化粧品「hugm(ハグム)」シリーズを中心に新商品の拡販を実施するとともに、2023年7月には機能性表示食品「快腸ののじ茶」を新発売。スマホアプリの利用促進、LINE機能を活用した利便性改善、ECモールのギフト販促強化といったデジタルシフト施策も推進した。しかしながら、顧客開拓の効率悪化による顧客数の伸び悩みや、ECモール内での競争激化等が売上面に影響し、売上高は50億7600万円(同7.7%減)、セグメント利益は2700万円(前年同期は8500万円のセグメント損失)となった。プロパティ事業は増収減益だった。
なお、いずれの事業も売上高はセグメント間取引の調整後の数値、セグメント利益及び損失はセグメント間取引の調整前の数値となっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230805535051.pdf