BEENOS、2023年9月期3Q決算は増収増益 経常利益は前年同期比373.5%増
BEENOS株式会社は、2023年9月期第3四半期の連結業績(2022年10月1日~2023年6月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :220億7500万円(前年同期比 2.4%増)
営業利益 :26億6700万円( 同 365.3%増)
経常利益 :23億8400万円( 同 373.5%増)
四半期純利益 :12億4800万円(前年同期 7200万円)
Eコマース事業のグローバルコマース部門においては、「海外転送・購入サポート事業(FROM JAPAN)」で、アメリカ向けにプロモーションを積極的に投下し、Buyeeの流通総額は前年同期比で22.8%増加した。また、既存のECサイトへのタグ設置のみで海外販売を可能にする越境購入サポートサービス「Buyee Connect」が、同第3四半期より株式会社Francfrancが運営するインテリアECショップ “Francfranc”に導入されるなど、提携先の拡充にも努めた。「グローバルショッピング事業(TO JAPAN)」では、ショッピングサイト「セカイモン」において新たにフランスとオランダの“eBay”サイト商品の取り扱いを開始し、既存のアメリカ・イギリス・ドイツ・カナダ・オーストリアと合わせて7か国の商品の購入が可能となった。
バリューサイクル部門の「ブランド・アパレル買取販売事業」は、販売面では第2四半期中の買取の苦戦の影響もあり、第3四半期は販売商品数が少ない状況が続いたことで売上高が前年比で減少した。買取面では、店頭接客の改善や大型の買取キャンペーンを実施したことにより買取成約率が上昇し、買取額が増加したことで第4四半期の販売に寄与していく見込みとなっている。また、引き続き買取専門店「ブランディア」の出店を進め、2023年4月に「ブランディア心斎橋店」をオープンし国内15店舗となった。
「酒類の買取販売事業」は、買取面では、お酒の資産管理・査定相場情報アプリ「MyCellar」での登録資産金額が2億円を突破したことを記念しキャンペーンを行うなど、買取強化に努めた結果、高額品を中心としたワインの買取高は大きく増加。一方で、国産ウイスキーの市場流通量不足により全体の買取額は前年比で減少した。販売面では、国内マーケットプレイスを中心に高級ワインなどの販売が順調に推移したことで売上高が増加した。
エンターテインメント部門では、「エンターテインメント事業」において、第3四半期中に大型イベントが開催されたことでグッズ販売が増加するとともに、エンターテインメント業界向けECプラットフォーム「Groobee」において、新たにアニメ専門チャンネル“アニマックス”のECサイト“ANIMAX ストア”のサポートを開始したことや、既にサポートをしているECサイトでのイベントグッズの会場受け取り機能の導入、オンラインガチャ機能の活用などにより、売上が増加した。
これらの結果、Eコマース事業全体の売上高は202億8100万円(前年同期比4.5%減)、営業利益は26億3400万円(同20.9%増)となっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230728529656.pdf