AFC-HD アムスライフサイエンス、2023年8月期3Q決算は増収増益 業績予想も上方修正

株式会社AFC-HD アムスライフサイエンスは、2023年8月期第3四半期の連結業績(2022年9月1日~2023年5月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :186億9500万円(前年同期比 11.9%増)
営業利益   :10億5400万円( 同 53.4%増)
経常利益   :10億8500万円( 同 9.9%増)
四半期純利益 :6億8200万円( 同 27.3%増)
 
【2023年8月期通期 連結業績予想数値の修正(2022年9月1日~2023年8月31日)】
売上高  :250億4200万円(前回発表 247億4100万円)
営業利益 :15億5500万円( 同 14億8100万円)
経常利益 :15億7000万円( 同 14億3500万円)
当期純利益:9億8300万円( 同 8億6000万円)
 
主力であるヘルスケア事業のOEM部門は、ダイエット関連、ロコモ対策、アイケアなど機能性表示食品全般の受注が堅調に推移。さらに、外出機会の増加やインバウンド消費の回復等により店舗販売業の顧客における受注が好調に推移した。生産面では、2022年10月に千葉工場の改修工事が完了。イスラム圏での売上拡大を図るため、同工場のハラル認証取得に向け取り組んでいる。
 
同事業の自社製品販売部門は、来客数の増加や催事・相談会等の実施数増加による増収など回復基調で推移し、海外販売は美容商材のほか、アンチエイジング製品が流行となり売上に寄与した。機能性表示食品のラインアップ拡充など新商品開発にも注力している。これらの結果、事業の業績は売上高110億8500万円(前年同期比99.1%)、営業利益14億800万円(同97.9%)となっている。
 
医薬品事業においては、一般用医薬品のOEM受注が増加したほか、医療用医薬品については、重点販売製品として位置付けている自社製造、医療用ジェネリック医薬品、生活習慣改善薬のジェネリック医薬品の複数銘柄が順調に売上を伸ばした影響が加わり、利益面において安定的に黒字が出せる体制となった。同事業の業績は売上高15億8900万円(同120.9%)、営業利益1億5200万円(同119.4%)だった。
 
このほか、百貨店事業は売上高39億6100万円(同112.5%)、営業利益1100万円(前年同期と比べ1400万円の営業利益の改善)で、飲食事業は売上高10億9300万円(同172.5%)、営業損失1億1400万円(前年同期に比べ1億8400万円の営業利益の改善)となった。
 
これらを受け、同社は2023年7月3日に発表していた業績予想を修正。連結子会社の株式会社さいか屋において、2023年6月、藤沢店にヤマダデンキLABI藤沢店がオープンしたことに伴い来店者数が大幅に増加し、その影響でさいか屋運営の百貨店の収益構造も当初想定以上に改善の方向に進んでいることや、医薬品事業の業績が好調なことから、業績予想を上方修正することとなった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230706518786.pdf
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230711520491.pdf