ティーライフ、2023年7月期3Q決算は増収減益 仕入価格・光熱費など運営コストの上昇が影響
ティーライフ株式会社は、2023年7月期第3四半期の連結業績(2022年8月1日~2023年4月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :98億8900万円(前年同期比 6.7%増)
営業利益 :5億900万円( 同 12.5%減)
経常利益 :5億1800万円( 同 12.6%減)
四半期純利益:3億4900万円( 同 18.2%減)
卸売事業は、テレビショッピングにおける健康・美容関連商品の販売が好調で、売り上げ拡大に貢献。また、客足の戻りがみられたことから、店舗向け卸販売も堅調に推移した。一方で円安の影響や運営コストの増加などから原価率は上昇した。この結果、売上高は53億3000万円(前年同期比13.2%増)、セグメント利益は4億1600万円(同13.0%減)となっている。
小売事業では、全般的な物価上昇に伴う調達コスト増が進むなか、販管費の低減に注力。EC領域では自社アプリの利用者拡大やLINE・SNSの活用を中心に販売促進を拡充し、デジタルシフトに注力するとともに、顧客開拓のクリエイティブの見直しや広告宣伝費の配分適正化に努めた。この結果、売上面は特にECモールでのコロナ特需の反動などの要因から減収。仕入価格や光熱費などの運営コストの見直しを行い収益性の改善に努めたものの、売上高は38億7000万円(同6.5%減)、セグメント損失は3200万円(前年同期は8900万円のセグメント損失)となった。プロパティ事業は増収減益だった。
なお、いずれの事業も売上高はセグメント間取引の調整後の数値、セグメント利益及び損失はセグメント間取引の調整前の数値となっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230509559079.pdf