総医研ホールディングス、2023年6月期3Q決算は減収減益 経常利益は前年同期比19.5%減
株式会社総医研ホールディングスは、2023年6月期第3四半期の連結業績(2022年7月1日~2023年3月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :65億8600万円(前年同期比 7.2%減)
営業利益 :7億8400万円( 同 15.7%減)
経常利益 :7億8500万円( 同 19.5%減)
四半期純利益 :4億9600万円( 同 22.5%減)
健康補助食品事業では、2009年3月より「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」から生まれた製品である「イミダペプチド」を、飲料をはじめソフトカプセルや錠剤などで販売している。同四半期は、例年同様、疲労回復のニーズが高く、広告出稿に対する反応が良好である夏場に合わせて集中的に広告宣伝費を投下し、販売の一層の拡大を図った。費用対効果の確実性の高い媒体を厳選して広告出稿を行った結果、広告宣伝費の投下が計画に対して未消化となったことに加え、広告料の高騰等により広告効率が悪化したこと等から、新規顧客の獲得数は前年同期を下回り、売上高は前年同期及び計画ともに下回った。この結果同事業の業績は、売上高19億2400万円(前年同期比9.8%減)、営業利益1億1500万円(同7.2%減)となっている。
機能性素材開発事業は、ラクトフェリンをはじめとする機能性素材の開発、販売及び技術供与等を行う事業で、ラクトフェリン原料の販売、ラクトフェリンの腸溶加工技術及び脂質代謝改善用途に関する特許提供によるライセンス収入、ラクトフェリン等を配合した健康補助食品のOEM供給等による売上を計上している。同四半期においては、ラクトフェリン原料の販売数量が伸び悩んだこと等から、売上高が減少傾向で推移。結果的に同事業の業績は、売上高3億7900万円(同18.7%減)、営業利益4300万円(同42.7%減)となった。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230425552535.pdf