BEENOS、2023年9月期2Q決算は増収増益 利益面はいずれも前年同期比200%以上増

BEENOS株式会社は、2023年9月期第2四半期の連結業績(2022年10月1日~2023年3月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上高    :146億3100万円(前年同期比 4.6%増)
営業利益   :17億3700万円( 同 238.2%増)
経常利益   :14億3500万円( 同 223.0%増)
四半期純利益 :8億1900万円( 同 207.3%増)
 
Eコマース事業のグローバルコマース部門では、「海外転送・購入サポート事業(FROM JAPAN)」においてキャンペーンやインフルエンサーマーケティングが奏功し、新規ユーザーの獲得が進んだ。これに加えて、為替の円高局面にあった中でも既存ユーザーの底堅いニーズがあり、Buyeeの流通総額が前年比で37.8%増加した。
 
「グローバルショッピング事業(TO JAPAN)」においては、為替が大きく変動する中でも引き続き安定的な利益創出を目指しながら流通総額の増加に向けて様々なキャンペーンを行い、需要の喚起を図った。この結果、部門売上高は59億6600万円(前年同期比24.9%増)、営業利益は19億6800万円(同28.4%増)となった。
 
バリューサイクル部門の「ブランド・アパレル買取販売事業」は、前期末に実施した臨時従業員の人員削減による一時的な混乱により発生していた出品業務の遅れが同四半期中に正常化し、また各販路への出品を強化した結果、出品数が適正となった。しかしながら、相場の下落による高級腕時計の取扱いの減少や、それによる平均単価の低下などにより、売上高は前年比で減少している。
 
「酒類の買取販売事業」は、販売面では高級ワインを中心に販売が順調に推移したことで売上高が増加した。買取面では、買取を強化している銘柄の買取価格を一般相場よりも高値で設定し、自社サイトでプロモーションするなどの施策行った。これらの結果、同部門の売上高は70億7200万円(同3.9%減)、営業利益は6000万円(前年同期は営業損失4500万円)だった。
 
エンターテインメント部門では、同四半期中に開催された大型イベントでのグッズ販売や取扱商品の拡充が奏功し、「エンターテインメント事業」の販売が増加した。なお、今期より主要な取扱アーティストの商品販売形態が受託販売になったことに伴い、売上高の計上がこれまでの商品代金から受託手数料に変更となっている。
 
このほか「グローバルプロダクト事業」ではコスメシリーズの販売が順調に推移。部門全体の売上高は5億8300万円(同67.3%減)、営業損失は1億2500万円(前年同期は営業損失8900万円)だった。
 
これらの結果、Eコマース事業全体の売上高は136億2200万円(同2.2%減)、営業利益は19億300万円(同36.1%増)となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230509560989.pdf