スカパーJSATホールディングス、2023年3月期通期決算は増収増益

株式会社スカパーJSATホールディングスは、2023年3月期通期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)を発表した。
 
【連結経営成績】
営業収益  :1211億3900万円(前期比 1.3%増)
営業利益  :223億2400万円( 同 18.3%増)
経常利益  :231億9400万円( 同 14.2%増)
当期純利益 :158億1000万円( 同 8.4%増)
 
メディア事業においては、放送事業・配信事業に加え、FTTH事業などを展開している。同連結会計年度のサービス新規加入件数は57万件(前期比マイナス9千件)、累計加入件数は287万5千件(同マイナス13万3千件)となった。
 
契約世帯数の増加等によりFTTH事業収入が2億円増加した一方で、累計加入件数減少等の影響で視聴料・業務手数料・基本料収入が27億円減少した。これにより営業収益は減少したものの、広告宣伝・販促費の減少9億円、コンテンツ費の減少5億円、減価償却費の減少4億円等により、営業利益及びセグメント利益は増加した。
 
宇宙事業は、国内衛星ビジネスにおいて総務省が運用するC帯静止衛星監視設備の整備事業を2024年4月より運用開始するほか、2023年3月には、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の近地球追跡ネットワークの民間事業化に伴う業務を受託した。
 
その他、既存事業の強化及び新たな技術の活用や事業領域拡大への取り組みも進めた結果、同セグメントの営業収益は増加。これに加えて減価償却費の減少6億円及びのれん償却額の減少8億円等により、営業利益は前期比で33億円増加したが、前期における連結子会社の清算に伴う税金費用の減少9億円等の影響があったため、セグメント利益は前期比12億円の増加となっている。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230427555530.pdf