フルフィルメントセンターとは?業務内容や代表的な拠点を紹介

フルフィルメントセンターとは、配送センターになり、一連のフルフィルメント業務(商品のピッキングから梱包、配送まで)を行う場所になります。

物流会社が倉庫を借りて一連のフルフィルメント業務を行うこともあれば、規模が小さい場合、店舗・オフィス自体を倉庫としてフルフィルメント作業を行うことがございます。

今回、フルフィルメントセンター内で行われるフルフィルメント業務内容、フルフィルメントと3PL都の違い、代表的な拠点を紹介させていただきます。

 

フルフィルメントセンターとは

フルフィルメントセンターとは、受注後のフルフィルメント業務(商品のピッキングから配送まで)の一覧の作業を行う拠点となります。店舗自体を配送センターとして扱う企業もあれば、いくつかの拠点に集約させて集中管理する企業もございます。

店舗自体を配送センターとして活用している代表的な例としてセブンイレブンがあげられます。
スマホで注文し30分以内に自宅やオフィスにお届けするサービス「セブンイレブン ネットコンビニ」がございます。
この場合の配送拠点は、届け先に近いセブンイレブンの店舗になります。
(参照:セブンイレブンネットコンビニ

また、アマゾンも今までは複数箇所を物流拠点として集客してフルフィルメント業務に当たっていたが、リアル店舗をタークストアとしてネット注文専用のスーパーとして活用し始めています。
(引用元:アマゾン傘下の食品スーパー、オンライン専用のダークストアへ転換を進める

EC・D2C化が進む世の中において、単なるコストセンターとしての在庫が積まれた倉庫というイメージでなく、各社がダークストア化や業務効率を上げるための自動化に向けてさまざまな投資をしている注目の場所となっております。

 

フルフィルメントセンターでの業務内容

フルフィルメントセンター内で作業は、業務内容として以下になります。

入荷・検品作業

荷主からの商品が倉庫に届いた際に、商品内容、個数にズレがないかどうか、梱包状態が正常に入荷されたかどうかをチェックする作業になります。

商品の保管

商品が配送されるまで、正常に商品を保管しておく必要がございます。
商品によっては特殊な条件で保管されるケースもございます。そのため、倉庫によっては保管できない商品がでてきます。

受注処理

商品が注文されたら配送する必要がございます。
商品の在庫があるかどうか確認し、梱包などの出荷に必要な作業に取りかかるための処理をします。
在庫管理システムで在庫状況や受注から出荷までの処理(在庫チェックと注文処理、出荷指示)を管理するケースがほとんどです。

ピッキング

出荷指示(書)をもとに倉庫から必要な数量だけ商品を取り出してします。
一度に複数の注文がある場合、複数の商品をピックアップする作業が発生します。
倉庫が広い場合、必要な商品を探す必要がございます。
大型の商品の場合、台車やフォークリフトが必要になります。
このピッキング作業を行うための専門システムや自動化をするためのサービスがございます。

梱包

商品を発送するために段ボールに梱包します。
商品によっては緩和剤を入れて配送中に傷がつかないように丁寧な梱包作業が必要とされます。
また、挨拶状や会員誌、他の商品のパンフレット・カタログなどを一緒に同梱する作業が必要とされる場合もございます。

配送

商品を購入者に送ります。
商品発送時に発送されたことを通知するメールを購入者に送るサービスもございます。

 

フルフィルメントセンターの拠点

ヤマト、アマゾン、佐川の代表的なフルフィルメントセンターを紹介させていただきます。

ヤマトの代表的な物流拠点:羽田クロノゲート

24時間稼働、陸海空マルチ輸送、発着スピード同時仕分けで、空輸・陸運・海運の3つの方法による輸送に対して連結させスピード化した輸送ネットワークを構築し高い付加価値でサービスを提供する最先端フルフィルメントセンターとなります。

参照:https://www.yamato-hd.co.jp/hnd-chronogate/

アマゾン:国内にて20箇所以上の拠点

参照:https://www.sagawa-exp.co.jp/service/src/

佐川:76箇所に物流拠点を設置

参照:https://www.sagawa-exp.co.jp/service/src/

まとめ

フルフィルメントセンターとは、フルフィルメントに関わる一連の作業を一括で行う場所となります。

このセンター内でのフルフィルメント業務について紹介をさせていただいました。

ネット上で商品の購入する異界が増え続けているため、物流拠点の効率化に投資をする企業が増えております。