凸版印刷、2023年3月期3Q決算を発表 売上は好調も純利益は約39%減
凸版印刷株式会社は、2023年3月期第3四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年12月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :1兆2136億2800万円(前年同期比 9.4%増)
営業利益 :497億9200万円( 同 12.1%増)
経常利益 :580億6500万円( 同 21.7%増)
四半期純利益 :651億2700万円( 同 38.8%減)
情報コミュニケーション事業分野については、セキュア関連で帳票類の電子化などによりビジネスフォーム関連が減少したものの、ICカード関連が増加したことなどから、前年を上回った。また、コンテンツ・マーケティング関連においては、ペーパーメディアやSP関連が減少したものの、ゲームカードや電子書籍関連事業、Web広告運用などのデジタルマーケティング関連が増加し、前年並みを確保。これらの結果、同分野の売上高は前年同期連に比べ1.4%増の6499億円、営業利益は18.3%減の241億円となった。
生活・産業事業分野については、パッケージ関連で原材料やエネルギー価格高騰の影響を受けたものの、国内は食品向けを中心とした需要の増加やサステナブル包材の拡大により前年を上回った。海外は、昨年度買収した米国軟包装メーカーInterFlex社、2022年5月に買収したタイの軟包装メーカーMajend Makcs社に加え、インドネシアを中心に販売が拡大し、好調に推移した。建装材関連は、国内では高意匠・高機能化粧シートの販売が拡大し前年を上回り、海外は前年並みとなった。これらの結果、同分野の売上高は前年同期に比べ21.0%増の3916億円、営業利益は16.8%減の184億円だった。
エレクトロニクス事業分野については、半導体関連は好調だったが、ディスプレイ関連は前年を下回った。これらの結果、同分野の売上高は前年同期比19.2%増の1898億円、営業利益は79.0%増の353億円となっている。
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230207502563.pdf