カゴメ、2022年12月期決算は増収減益 価格改定を上回る原料価格の高騰が影響

カゴメ株式会社は、2022年12月期通期の連結業績(2022年1月1日~2022年12月31日)を発表した。
 
【連結経営成績(累計)】
売上収益  :2056億1800万円(前年同期比 8.4%増)
事業利益  :128億800万円( 同 9.4%減)
営業利益  :127億5700万円( 同 8.9%減)
当期純利益 :91億1600万円( 同 6.6%減)
 
【通販カテゴリー業績】
売上収益 :135億7800万円(前年同期 60億1100万円、前年同期比 0.4%増)
事業利益 :15億2800万円( 同 14億3000万円、 同 6.9%増)
 
売上収益については、主に国際事業が円安や米国外食需要の回復などにより増収となった。一方、価格改定を上回る原料価格の高騰や販売促進費の積極的投下により、事業利益は減益となっている。
 
国内加工食品事業の通販カテゴリーでは、広告宣伝の顧客獲得効率低下により野菜飲料が前年を下回ったものの、通販チャネル利用の拡大や健康志向の高まりを背景にサプリメントやスープが好調に推移し、売上収益は前年並みとなった。
 
主力商品別売上収益は、野菜飲料86億円(前年比98%)、サプリメント類22億円(同106%)、スープ類13億円(同112%)となっている。広告宣伝費は、第1四半期に積極的な広告展開を実施し、第2四半期以降に広告を抑制することで前年並みに抑えた。
 
「おまとめ配送」などで配送効率を向上させ、物流費も抑制した結果、同カテゴリーの売上収益は前期比0.4%増の135億7800万円、事業利益は同6.9%増の15億2800万円となった。
 
 
■リリース
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230202598943.pdf
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120230202598954.pdf