エニグモ、オンライン雑誌販売『コルシカ(Corseka)』開始 出版社からの抗議も
インターネットビジネス企画・開発の株式会社エニグモは、オンラインで雑誌を販売し、電子データとして閲覧ができる「コルシカ(Corseka)」サービスを10月7日に開始した。
250誌以上の雑誌を、Web上で選んで購入することができ、そのまま閲覧ができる。
「スクラップ」機能などがあり、読者は自由に雑誌コンテンツの整理をしたり、自分の興味のあるカテゴリーごとに雑誌を閲覧することも可能。
デジタルデータだけでなく、購入した雑誌は配送で実物を手にすることもできる。
エニグモは、コンテンツの整理や検索に時間がかかるなど、読みたいときに読みたい記事にアクセスできない、オンラインで購入しても手に届くまでタイムラグが発生するという雑誌の根本的な課題を解決することで、低迷する雑誌市場を盛り上げることに貢献したい、としている。
雑誌をとりまく状況は厳しさを増しており、販売部数減に加えて広告受注の低迷などにより有力誌を含めた休刊が相次いでいる。
一方で、各メディアでは、サービス開始初日からエニグモに複数の出版社から抗議が入ったと伝えている。
エニグモは、取次を通して販売する数量の雑誌をコルシカが実購入している、現状の業界の枠組みを踏襲しており、権利者の権利が保護されている、としており、今後の動向が注目される。