アサツー ディ・ケイ、生活者の社会貢献意識/活動に関する調査レポート

株式会社アサツー ディ・ケイのコミュニケーションプランニング部門 「ADK CSR DESiGNiNG」は7日、「生活者の社会貢献/環境に対する意識や行動」についての調査結果を発表した。
そこからは、「ボランティア」への参加する意思を抱きつつも参加できない、という生活者の現状が明らかとなった。

まず、「ボランティア」については年代を問わず4割が参加意向を示している。
「社会経験になる」「出会いがある」など、ボランティアに「自分自身のメリット」も感じるかどうかが、参加意向があるかないかの分かれ目になるようだ。
しかし、”時間がない”ことに加え、「友人・知人がいない」「(ボランティアの)情報が手に入りにくい」などの”自分との縁遠さ”が参加の障壁となっており、実際には参加意向を示した人のうちの7割が「参加できない」と回答している。
この傾向は若年層ほど顕著に現れる。

しかし「やりたくてもできない」層でも「企業が主催するボランティア/チャリティイベント」に対しては、「安心でき参加しやすい」「活動内容に信頼が持てる」と回答していることから、企業が主導して生活者のボランティア参加を促していくことが、社会全体にとっても、生活者にとっても、企業にとっても利点のある一つの方法であると考えられる。

「ADK CSR DESiGNiNG」では、定期的に生活者を対象にした調査を実施している。
今回2009年5月の調査は15歳以上の男女1244名を対象に実施、「生活者のボランティア意識」に焦点を当て、生活者の社会貢献活動参加を促していくためのポイントと、それに対する企業の関わり方について分析を行った。