大日本印刷、食品購買に特化した調査会社の株式取得 販促に生かす
大日本印刷株式会社(以下DNP)は1日付けで、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(以下NTTデータ)のグループ会社で、生活者の食品購買などに関する情報提供を行う株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・ライフスケープマーケティング(以下LiSM)の発行済み株式を追加取得し、子会社化した。
また、同日、LiSMの社名を「株式会社ライフスケープマーケティング」に変更した。
LiSMは、2001年の創立以来、360世帯の食卓で出されるメニューの情報から、誰が・どのような食品を購入し、いつ・どのように調理して、消費しているのかというマーケティング情報を収集、そこで得られたデータを「食MAP」データベースとして食品業界や流通業界に提供し、高い評価を得ている。
LiSMの食MAPデータを活用して、食品業界や流通業界などの顧客に商品企画や販売計画のコンサルティングサービスを提供するDNPにとって、LiSMをグループ内に取り込み、そのノウハウを十分に活用して共同で新たなサービスを開発することは、DNPグループのマーケティング部門との連携を強化し、関連する包装資材や販促物などの事業拡大を図ることにつながる。
今後、両社は共同で、新たなサービスメニューの開発やコンテンツの拡充を図り、顧客の商品企画から販促プロモーションまでを提供する総合コンサルティング企業として付加価値の高いサービスを提供する。
DNPは、LiSMの売上拡大、および新たな食MAP等のサービスを活用して関連する包装資材や販促物などを拡販することで、2013年に約15億円の売上を見込んでいる。