大日本印刷、丸善、ジュンク堂と業務提携 出版流通子会社も設立、丸善は上場廃止に

大日本印刷株式会社(DNP)、丸善株式会社及び株式会社ジュンク堂書店の三社は29日、各社の取締役会において、三社間で業務提携を行うことについて決議し、業務提携契約書を締結した。
それぞれが保有する店舗運営力、店舗開発力、システム・ITに関するノウハウ、物流機能、ブランド力、技術力などの経営ノウハウを共有化し、三社協働で新規サービス等の新業態、新企画の開発を行う等の協業体制を構築する。

また上記三社およびDNPの連結対象子会社である株式会社図書館流通センター(TRC)は同日付けで「経営統合に関する合意書」を締結、これに基づき丸善及びTRCは平成22年2月1日を目途に共同株式移転の方法により共同持株会社「CHI(シーエイチアイ)グループ株式会社」を設立して経営統合を進めることを明らかにした。

設立される新会社はDNPにとって中間持株子会社となる。

ジュンク堂は新会社の経営新会社の経営体制構築の進捗状況を踏まえた上で、新会社設立後3年以内を目途として、新会社の完全子会社として適時に経営統合に参加するために引き続き協議を重ねる。

新会社の株式は、東京証券取引所に新規上場申請を行う。

上場日は平成22年2月1日を予定しており、それに先立ち丸善の普通株式については、東京証券取引所の定める規程に基づき、平成22年1月27日に上場廃止となる予定。