博報堂、ユニバーサルデザイン仕様の書体で「つたわる広告」

株式会社博報堂は、高齢者や障害者をはじめ、より多くの人に情報を伝えることを目的としたユニバーサルデザイン仕様の「つたわるフォント」を開発、このフォントを使用した「つたわる広告」と併せて9月中旬より販売開始する。

「つたわる広告」は、クライアントのブランドイメージを保ちながら、読みやすく理解しやすいを形にした広告となっている。
「つたわる広告」により、雑誌・新聞広告、チラシ・ポスター、取扱説明書など、生活者との全てのタッチポイントをユニバーサル仕様にし、情報の認知、理解を高め、クライアントのコミュニケーション・ロスを最小化する。

「つたわるフォント」は、誤認の防止や可読性を高めることを目的に、博報堂の専門組織「博報堂ユニバーサルデザイン」と株式会社タイプバンク、慶応義塾大学が共同で開発、9月中旬より企業や自治体に販売する。

同社は、文字の小さい商品パッケージやパンフレットを読みにくいと感じる人は少なくない。また、文字の小ささが単純な入力ミスや読み間違いを招き、企業活動に大きなリスクをもたらす可能性もある、としている。