電通グループ、2022年12月期2Q決算を発表 営業利益は減益も純利益は17.7%増
株式会社電通グループは、2022年12月期第2四半期の連結業績(2022年1月1日~2022年6月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
収益 :5760億3400万円(前年同期比 16.9%増)
営業利益 :667億9000万円( 同 20.8%減)
税引前利益 :705億7700万円( 同 11.8%増)
親会社の所有者に帰属する四半期利益 :424億8300万円( 同 17.7%増)
グループ全体の業績は、国内事業・海外事業ともにオーガニック成長率が第1四半期に比べやや低下したものの引き続き堅調に推移し、売上総利益のオーガニック成長率は8.2%だった。減損損失や構造改革費用の計上などにより、営業利益は同20.8%減となったが、金融収益の増加などにより親会社の所有者に帰属する四半期利益は同17.7%増となっている。
国内事業については、サプライチェーンの混乱や原材料不足などの影響により、国内広告市況がやや弱含みに推移したが、売上総利益は2154億2100万円(同14.6%増)、調整後営業利益は571億1300万円(同32.6%増)となった。また、海外事業ではイギリス、ドイツ、イタリア、米国、カナダ、オーストラリア、台湾、インドなどは大きく伸長したものの、ロシア、ブラジル、中国などは厳しい状況。結果的に、海外事業の売上総利益は3038億3500万円(同20.2%増)、調整後営業利益は361億9200万円(同16.8%増)となった。