共立印刷、2023年1Q決算は増収減益 売上は回復傾向も燃料費・原材料費の高騰が影響
共立印刷株式会社は、2023年3月期第1四半期の連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :92億3000万円(前年同期比 4.9%増)
営業利益 :3億3300万円( 同 14.2%減)
経常利益 :3億2200万円( 同 9.0%減)
四半期純利益 :1億8900万円( 同 12.6%減)
売上高に関して、商業印刷については、折込チラシやダイレクトメール、製品カタログなどの受注がゆるやかに増加したことなどにより、前年同期比2.9%増の75億3800万円だった。出版印刷については、デジタルコミック関連の受注が堅調なことに加え、旅行関連媒体がゆるやかに回復したことなどから、前年同期比12.6%増の15億7700万円。その他、子会社の生分解性プラスチックの扱い高の計上などもあり、全体の売上高は前年同期比4.9%増の92億3000万円となった。
このように売上高はゆるやかに回復しているものの、燃料費や原材料費の高騰や製造経費の増加で売上原価が増加し、利益面では営業・経常・純利益いずれも減益となっている。