電通総研 『消費気分調査』レポート シルバーウィークの消費はGWの3割増
株式会社電通は9日、電通総研が行った『消費気分調査』の結果を発表した。
この調査は四半期毎に行われており、3回目となる今回は、秋の大型連休関連消費、リーマン・ショック1年後の消費実態、政権交代後の消費生活の3点に焦点をあてた。
調査結果によると、秋の大型連休関連消費に関してはイエナカ(家の中)派もイエソト(家の外)派も、今春のGWと比較して積極的な行動を予定していることが明らかになった。
使う予定の金額については「GW並み」とする回答を挟んで二極化しており、平均すると3.7万円、GW比で3割増となった。
またリーマンショック1年後の消費実態については、節約と支出にメリハリをつける消費傾向が明らかになった。
これは大型連休に積極的であることと、関連付けられる。
さらに政権交代後の消費生活については、過半数が「暮らし向きは変わらない」と回答したものの、「よくなる」と期待する答えも4人に1人以上の割合であることが明らかとなり、消費者が主体性を持って消費生活の転換を図ろうとしている心理がうかがえる。