日本テレビHD、2022年3月期決算は売上は微増ながら利益が大幅伸長
日本テレビホールディングス株式会社は、2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :4063億9500万円(前年比 3.8%増)
営業利益 :586億8200万円( 同 70.0%増)
経常利益 :648億3800万円( 同 51.0%増)
当期純利益 :474億3100万円( 同 97.3%増)
メディア・コンテンツ事業においては、2021年度平均個人視聴率が、全日帯(6~24時)、ゴールデン帯(19~22時)、プライム帯(19~23時)でトップとなり、9年連続で「個人視聴率三冠王」を獲得。スポット収入が大幅回復したことに加え、「東京2020オリンピック・パラリンピック」「北京2022オリンピック」などスポーツ中継番組によるタイム収入も伸長し、売上高は150億6000万円(3.8%増)増収の4063億9500万円となった。
売上原価と販売費および一般管理費を合わせた営業費用は、代理店手数料の増加、番組制作費の負担、前年の緊急事態宣言下における番組制作やイベントへの制約にともなう費用減からの反動などがあったが、通信販売およびパッケージメディア販売の減収にともなう費用減により、90億9500万円(2.5%減)減少の3477億1300万円となった。
この結果、営業利益・経常利益ともに大幅に増加。さらに特別損失における生活・健康関連事業に係る減損損失の減少、新型コロナウイルス感染症による損失の減少などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は97.3%増益とほぼ倍になった。