共立印刷、2022年3Q決算は経常利益が前年同期から倍増に

共立印刷株式会社は、2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :273億9500万円(前年同期比 3.5%増)
営業利益   :11億4500万円( 同 171.9%増)
経常利益   :10億4200万円( 同 263.4%増)
四半期純利益 :6億8400万円(前年 マイナス8億5300万円)

商業印刷については、前第1四半期に大きく減少した折込チラシが緩やかに回復したほか、通販カタログ類の受注量が増加したことで、前年同四半期と比べ9億2200万円(4.2%)増収の228億4700万円になった。出版印刷については、旅行関連情報誌の受注が厳しいほか、電子コミックのカラーリング事業も前期比で減少し1億5900万円(3.7%)減収の41億5800万円になった。これにより、全体の売上は3.5%増の273億9500万円になった。
利益面では、前期より取り組んでいる事業構造改革によるコスト削減、生分解性プラスチックフィルムの製造効率向上、品質を重視する企業体制の構築などが奏功し、営業利益は前年同四半期と比べ7億2400万円(171.9%)増益の11億4500万円となった。あわせて経常利益は前年同四半期と比べ7億5500万円(263.4%)増益の10億4200万円となった。これにより親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期の赤字から黒字に回復した。