博報堂DYHD、バイドゥ・DACと共同で日中クロスボーダービジネス支援ソリューションを開発
MTCがバイドゥとの共同研究により開発を主導し、グループのデジタルマーケティングを担うDAC、その子会社で中国北京に拠点をおく北京迪愛慈広告有限公司(以下 北京DAC)が日中一体体制の運営を行うことで、独自のデータ分析とリサーチによる精密な広告プラニングが可能となった。これにより、日本対応のみ・中国対応のみではなく、両国にまたがって、クライアントの越境ECビジネス・現地ビジネスの支援を可能にしたことが、同ソリューションの強みとなる。
同社傘下の株式会社博報堂は、中国における新プラニングソリューション開発のため、2018年にバイドゥと戦略的パートナーシップを締結し、開発を進めてきた。今回、開発・提供体制を博報堂DYグループ会社へと広げ、さらに加速させるため、データマーケティング領域のプラニングソリューションを開発・提供する戦略的パートナーシップを博報堂DYホールディングスとして締結した。
HDYxBaidu Data Marketing Nextの特徴は以下の4点。
1:博報堂DYグループ日中一体でのクロスボーダーマーケティング支援体制
同社グループの中国拠点ネットワークに加え、過去6回「バイドゥ優秀代理店認定」を受賞したDACと、中国でのデジタルマーケティング経験が豊富な北京DAC、グループのデータマーケティング・ソリューション開発の中核を担うMTCが三位一体となり日系広告主のマーケティングを支援する
2:日本で博報堂DYグループのみが利用できる「Baidu Omni Marketing」
日本では同社グループのみが利用できるBaidu Omni Marketingのエージェンシーアカウントを用いて、市場・競合環境分析、潜在・顕在顧客分析、マーケティング戦略策定から、定めた戦略ターゲットへのIDベースでの効率的なアプローチ(広告配信)、効果検証、次の戦略提案までを支援する
3:Baidu Big Dataを応用した博報堂DYグループ独自のデータ分析やリサーチ
Baidu Big Dataを応用した博報堂DYグループ独自手法での対象者抽出と広告配信前後のリサーチ、データ分析で、マーケティング戦略策定や効果検証、体験設計を支援する
4:バイドゥ内部ランディングページ作成ツール「基木魚」を応用した顧客接点・体験開発
「基木魚」をBaidu Data Marketingと組み合わせることで、バイドゥ内のスムーズな動線でのブランド体験を促進し、さらには基木魚コンテンツ反応者の分析を通じた動線・体験設計の改善まで支援する