インサイト、2021年6月期決算は減収減益 2022年6月期は黒字に回復見込み
株式会社インサイトは、2021年6月期の連結業績(2020年7月1日~2021年6月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :19億6700万円(前年同期比 15.5%減)
営業利益 :マイナス3900万円(前年 1600万円)
経常利益 :マイナス1400万円( 同 2000万円)
当期純利益 :マイナス3100万円( 同 1300万円)
主要事業である広告・マーケティング事業においては、旧来からの同社の強みであるデザイン力とマーケティング調査に基づいた企画提案力の強化に加え、デジタルマーケティング分野でのサービスを強化することで、当該分野の受注が既存媒体の受注に繋がったほか、地方創生事業を中心とした官公庁事業受託への注力によりふるさと納税分野の取り扱いの拡充が順調に推移した。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、また採用費用及び人材費用を含めた販売管理費及び一般管理が増加したこともあり、同事業の連結会計年度の売上高は前年同期比17.7%減、セグメント利益も前年同期比32.2%減となった。
・株式会社インサイト 業績見通し
次期は、主力である広告・マーケティング事業においては、引き続き制作部門のデザイン力及び営業部門の企画提案力の充実と強化を進め、独自のマーケティングリサーチに基づいたプロモーションコンサルティングや、デジタルマーケティングといった幅広いサービスラインナップを活かした総合的な提案をすることで、競合他社との差別化を図る。また、地方自治体委託事業の受託にも積極的に取り組み更なる拡大を図り、北海道を中心とした観光分野、国際ビジネス分野やその他官公庁関連事業の受注活動を継続し、独自の営業基盤を構築する。同事業を中核として、引き続き債権投資事業、介護福祉事業、ケアサービス事業の4事業を推進していく。
2022年6月期の業績予想は、売上高24億5800万円(前年同期比25.0%増)、営業利益3400万円(前年同期は営業損失3900万円)、経常利益3000万円(前年同期は経常損失1400万円)、当期純利益1600万円(前年同期は当期純損失3100万円)を見込んでいる。