フジ・メディアHD、2022年1Q決算はメディアコンテンツ事業が堅調で減収ながら利益大幅増
株式会社フジ・メディア・ホールディングスは、2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :1114億100万円(前年同期比 7.4%減)
営業利益 :46億4300万円( 同 64.5%増)
経常利益 :69億5100万円( 同 24.6%増)
四半期純利益 :41億3800万円( 同 105.5%増)
主軸であるメディア・コンテンツ事業、都市開発・観光事業がともに減収となり、全体売上高は前年同期比7.4%減となった。フジテレビジョンは、スポット収入が一昨年の同時期とほぼ同レベルまで回復してきたことで、放送事業収入は増収となったが、イベントの中止や、映画館の休業・営業時間短縮などの影響を受けたほか、ビデオ事業収入も前期を下回り減収となったが、全体では増収増益、ビーエスフジも増収増益となった。ポニーキャニオンは減収増益、クオラスは減収したが営業損失は縮小、扶桑社は増収により黒字化した。
これらの結果、営業利益は、都市開発・観光事業が損失計上となったが、メディア・コンテンツ事業が増益となり、前年同期比64.5%増益となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前期に特別損失に計上した新型コロナウイルス感染症による損失の減少等があり、前年同期比105.5%と倍増になった。
なお、収益認識に関する会計基準等の適用により、売上高は56億5200万円減少、売上原価は50億500万円減少、販売費および一般管理費は6億9000万円減少、営業利益、経常利益および税金等調整前四半期純利益はそれぞれ4200万円増加している。