博報堂DYHD、2021年3月期決算は大幅な利益減 「官公庁」「ゲーム・スポーツ」等に回復の兆し
株式会社博報堂DYホールディングスは、2021年3月期通期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)を発表した。
【連結経営成績】
売上高 :1兆2979億4700万円(前年同期比 11.5%減)
営業利益 :450億3300万円( 同 18.3%減)
経常利益 :495億9400万円( 同 14.6%減)
当期純利益 :264億7900万円( 同 41.0%減)
コロナ禍に対応しつつ積極的な事業展開を継続し、下半期の売上高前年同期比は97.5%まで回復したが、通年売上高は前期比11.5%の減収となった。このうち国内事業は1兆1463億300万円と12.2%の減収、海外事業についてもコロナ禍の影響により1516億4300万円と5.7%の減収だった。
種目別では、すべての種目で前年同期を下回ったが、第3四半期に入ってインターネットメディア、新聞、クリエイティブで前年同期を上回るなど回復傾向が見られ、第4四半期には、テレビも前年同期を上回った。また得意先業種別では、「交通・レジャー」「自動車・輸送機器・関連品」が前年同期を大きく下回ったが、「官公庁・団体」および「ゲーム・スポーツ・趣味用品」が通期で前年同期を上回った。
売上減にともない営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は大きく落ち込んだ。