デジタルHD、採算性の改善やラクスル株式の売却益で2021年1Q決算は大幅な利益増
株式会社デジタルホールディングスは、2021年12月期第1四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年3月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :357億8500万円(前年同期比 52.9%増)
営業利益 :105億7100万円(前年 4億7300万円)
経常利益 :106億9000万円( 同 5億2700万円)
四半期純利益 :78億4300万円( 同 6億8200万円)
デジタルシフト事業は、売上高21億7500万円(前年同期比8.8%増)と順調に拡大したが、利益項目は先行投資の拡大等により売上総利益6億7900万円(前年同期比3.5%減)、営業損失7900万円(前年同期は営業利益9600万円)に留まった。
広告事業は、売上高218億900万円(前年同期比1.8%増)、売上総利益33億7400万円(前年同期比2.4%増)と堅調だったが、採算性の改善に取り組んだ結果、営業利益12億900万円(前年同期比27.4%増)と向上した。
金融投資事業は、営業投資有価証券として保有していたラクスル株式会社の株式を売却したことによる売却益を計上したため、売上高120億5400万円(前年同期は売上高1億4300万円)、営業利益101億700万円(前年同期は
営業損失200万円)と大きく拡大した。
なお同社グループは第1四半期連結会計期間より、従来の「マーケティング事業」「シナジー投資事業」の2セグ
メントを、「デジタルシフト事業」「広告事業」「金融投資事業」の3セグメントに変更している。