新潟放送、2021年3Q決算は減収で利益半減 スポット広告が伸びず放送事業が大幅落ち込み

株式会社新潟放送は、2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :132億9000万円(前年同期比 17.0%減)
営業利益   :5億1000万円( 同 54.8%減)
経常利益   :5億6900万円( 同 51.5%減)
四半期純利益 :3億9900万円( 同 43.6%減)

放送事業においては、一部の広告市況で回復の兆しが見えたものの、収益の柱でスポット広告が伸びず、ラジオ収入・テレビ収入ともに前年同期比を下回った。イベントの中止や自粛も相次ぎ、事業売上高は39億6000万円(前年同期比17.4%減)、営業利益では9300万円(同76.1%減)となった。
情報処理サービス事業においては、首都圏の開発案件の落ち込みを県内での請負で補ったが、消費税増税前の駆け込み需要があった前期の反動もあり、事業売上高は86億5000万円(同18.9%減)、営業利益は3億7100万円(同48.8%減)だった。
建物サービスその他事業においては、所有駐車場の売り上げが減収となったものの、施設管理部門が、新規の管理受託先を受注したことにより増収。工事管理部門ではオフィスビルの空調設備更新工事や商業施設の水道・電力メーターの更新工事が売り上げを伸ばした。この結果、事業売上高は10億8700万円(同5.0%増)、営業利益は4900万円(同187.5%増)だった。