東北新社、2021年3Q決算は減収減益 広告プロダクション・コンテンツプロダクションとも大幅低調

株式会社東北新社は、2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :371億3400万円(前年同期比 16.6%減)
営業利益   :14億5100万円( 同 48.4%減)
経常利益   :18億3600万円( 同 41.5%減)
四半期純利益 :8億5500万円( 同 53.7%減)

広告プロダクションは、CM制作部門において受注状況が回復しつつあるものの、TVCMの制作業務が相次いで延期・中止となった影響を受け、売上高は141億3700万円(前年同期比26.9%減)、営業利益は6億9000万円(同61.7%減)だった。
コンテンツプロダクションは、映像制作部門で社内の大型案件の売上があったが、音響字幕制作部門において、制作本数が減少したこと、またデジタルプロダクション部門において、TV番組やTVCMの制作業務が延期・中止となり編集業務が大幅に減少したことで、売上高83億8400万円(同13.5%減)、営業利益400万円(同99.4%減)だった。
メディアは、一部の関連チャンネルが資本再編により連結子会社から持分法適用関連会社になったことや広告出稿の減少にともない売上が減少したが、経費削減に努め、売上高103億3900万円(同7.2%減)、営業利益10億8200万円(同83.1%増)となった。
そのほかプロパティは、売上高40億4800万円(同17.6%減)、営業利益2億3100万円(同53.3%減)と減収減益。物販は、売上高47億3900万円(同0.3%減)ながら、巣ごもり需要を受け営業利益は6300万円(前年同期比532.1%増)だった。