メディアドゥ、Tapjoy社と業務提携し電子書店向けに広告マネタイズのソリューション提供を開始

株式会社メディアドゥは、2021年1月13日にTapjoy Inc.と業務提携し、電子書店向けに広告マネタイズソリューションの提供を開始したことを発表した。同社は、デジタルコンテンツの流通最大化のための配信プラットフォームやソリューションを開発・提供するとともに、コンテンツのディストリビューション事業、プロモーション事業などを展開している。

Tapjoy社は2007年に設立。サンフランシスコに本社を置き、モバイル広告や広告マネタイズサービスを提供している。
今回の業務提携は、Tapjoy社が運営するアプリ向けマネタイズプラットフォームと、同社が有する電子書店とのリレーション及び電子書籍ビジネスに関する知見を掛け合わせ、電子書籍市場の更なる活性化を目標とするもの。具体的には、「メディアドゥが取引している電子書店事業者への同ソリューションの導入支援事業の実施」、「電子書店向けに最適化された広告プロダクトの協同開発」を目指す。
両社のアセットを活かした同ソリューションを導入することで、電子書店は各ユーザーの属性に最適化された広告を提供でき、収益の最大化および読者数の増加を図ることが可能となる。

同社は、更なるコンテンツ流通量の拡大には、一人でも多くの人がコンテンツに触れるきっかけを作ることが不可欠と考えており、同業務提携を通じて「広告」を起点としたライトユーザー向けの無料施策を展開することで、より多くの人々が気軽にマンガに触れるきっかけを作り、読者数を増やしていくことで、電子書籍流通事業を伸張させたい、としている。また、アプリ広告マネタイズビジネスへ参入することで、事業領域の拡大を視野に入れているという。