博報堂「消費意欲指数」、8月としては過去2番目の高い結果
株式会社博報堂は20日、7月末に調査した2009年8月の「消費意欲指数」の結果を発表した。
8月の消費意欲指数は先月から2.1ポイント増加し54.6点、前年同月比も3.1ポイントの増加で、8月の指数としては2000年以降で最高値となった。
男女別の結果では、男性が先月比1.3ポイント増加(前年同月比0.3ポイント減少)の49.0点であったのに対して、女性は先月比2.9ポイント増加(同6.7ポイント増加)の60.3点と、8月としては過去2番目に高い指数で、これが全体の指数を引き上げる要因となった。
その背景には、食品、生活用品の一段の値下がり、70%offも珍しくない夏のバーゲンセール、「エコポイント」「1000円高速」など頻繁に流れるCMや報道などが、気分的に女性の消費意欲を盛り上げたということもある。
消費意欲指数は、消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点としたときに、現在の消費意欲は何点になるかを消費者に評価してもらったもの。
月別の消費を占う先行指標として、1993年4月の調査開始以来、幅広く活用されている。