TBS HD、2021年2Q決算は減収減益 TBSテレビのタイム・スポット収入が大幅減収
株式会社TBSホールディングスは、2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :1493億8800万円(前年同期比 15.5%減)
営業利益 :45億2200万円( 同 33.5%減)
経常利益 :97億6400万円( 同 17.8%減)
四半期純利益 :59億4400万円( 同 11.8%減)
タイム・スポット収入の大幅な減収、またイベントの中止、延期、入場制限による規模縮小などにより、売上は前年同期比15.5%減。番組制作費や広告代理店手数料の減少などにより営業費用も減少したが、最終的に利益も大幅減となった。
メディア・コンテンツ事業セグメントでは、株式会社TBSテレビのテレビ部門の売上高が749億800万円(前年同期比15.3%減)に留まった。このうちタイム収入はスポーツイベントの延期・中止などにより383億3300万円(前年同期比9.5%減)、スポット収入は広告主による関東地区投下量の前年同期比30.0%減が大きく影響し280億1900万円(同27.7%減)、国内番販や無料動画配信での広告収入を含むコンテンツ収入はParaviなどSVOD配信収入が伸び66億5700万円(同27.4%増)だった。
これらの結果、メディア・コンテンツ事業セグメント全体での売上高は1157億7800万円(前年同期比12.2%減)、営業利益は2億4000万円(同60.4%減)と大幅な減益だった。
ライフスタイル事業セグメントも、売上高257億1100万円(前年同期比29.9%減)、営業利益1億3400万円(同93.5%減)と減収減益。不動産・その他事業セグメントも売上高は78億9700万円(前年同期比4.9%減)だったが、営業利益は41億4600万円(同0.3%増)とほぼ横ばいながら増益だった。