テレビ東京HD、2021年2Q決算は減収ながら通販やBS放送が好調で大幅な増益に
株式会社テレビ東京ホールディングスは、2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年9月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :643億3200万円(前年同期比 10.1%減)
営業利益 :20億0900万円( 同 40.5%増)
経常利益 :21億5100万円( 同 54.7%増)
四半期純利益 :10億5600万円( 同 173.5%増)
テレビ広告市況の悪化やコロナ禍の影響により売上高は前年同期比10.1%減となったが、4月~7月を中心に、番組制作活動などの業務全般も停滞したことで、営業費用が減少した。一方で、放送周辺事業の通販部門やBS放送事業が、巣ごもり需要の効果などで増益となり、結果的に大幅な増益となった。
放送事業(地上波放送、番組販売)については、4月クール改編での値下げ圧力の影響を受けた他、特別番組(特番)部門でスポーツイベントの延期や中止が相次いだことで、タイム収入が11.0%減の213億8200万円まで減少。スポット広告も出稿量が大きく落ち込み27.7%減の91億2300万円に留まった。これらの結果、放送事業収入(売上高)の合計は16.4%減の335億0300万円、粗利益では7.0%減の95億2000万円となった。ライツ事業を併せた地上波放送事業(テレビ東京単体)の決算は、売上高で15.3%減の466億8800万円、営業利益は24.8%減の10億4400万円となった。