LINE、2020年3Q決算は増収で営業利益は黒字化 純損はほぼ横ばいのマイナス358億

LINE株式会社は、2020年12月期第3四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年9月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上収益  :1802億4000万円(前年同期比 8.1%増)
営業利益  :71億6900万円(前年 マイナス275億2100万円)
税引前利益 :マイナス241億4900万円( 同 マイナス362億2400万円)
四半期利益 :マイナス358億4800万円( 同 マイナス368億3400万円)

主要4カ国のMAUは1億6,700万人。第3四半期における国内MAUは8,600万人となり、前年同期比で400万人増加した。これにより、全体の売上収益は629億円と増加し、営業収益は909億円となった。その他の営業収益は、LINE Digital Frontier株式会社の株式をWebtoon Entertainmentに対して譲渡し、対価として受領したWebtoon株式の公正価値再評価利益95億円、LINE Man Corporationが第三者割当増資を実施したことによる残余持分の公正価値再評価利益181億円が計上された。営業利益は211億円となったが、その他の営業収益を除くと64億円の営業損失となっている。

広告全体の売上収益は356億円と増加。ディスプレイ広告の売上は192億円、特にスマートチャンネルの動画フォーマットとなる「Talk Head View」の需要が好調だった。アカウント広告の売上は145億円で横ばい。当四半期の「LINE公式アカウント」の開設数は前年同期比21.6%増加、前四半期比5.6%増加となる1,339万アカウントだった。