電通グループ、2020年2Q決算は減収ながら純利益は10倍以上に増加 国内不調を海外益がカバー
株式会社電通グループは、2020年12月期第2四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年6月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
収益 :4590億8200万円(前年同期比 7.6%減)
営業利益 :287億4500万円( 同 59.0%増)
税引前利益 :321億3000万円(前年 26億9300万円)
四半純利益 :196億8500万円( 同 15億8100万円)
景気の悪化に対応したコストコントロールに努めたことなどにより、営業利益が前年同期比59.0%増と大きく伸長。国内事業の業務区分別売上高では、マーケティング/プロモーション(前年同期比23.8%増)が前年同期を上回ったが、テレビ(同11.9%減)、インターネット(同4.9%減)、クリエーティブ(同14.9%減)などは減少。国内事業の売上総利益は1782億6000万円(同4.4%減)となった。
一方、海外事業は、ヨーロッパ、中東およびアフリカがマイナス10.7%、米州がマイナス8.3%、アジア太平洋がマイナス23.1%で、全体はマイナス12.0%で、海外事業の売上総利益は2305億4700万円(前年同期比12.3%減)と落ち込んだが、リストラによるコスト削減や、景気の悪化に対応したコストコントロールに努めたことなどにより、営業利益は前年同期を上回った。